JAPAN HERITAGE

日本遺産ロゴ

地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。

日本遺産のストーリーを語るうえで不可欠な魅力ある有形・無形の文化財群を地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図ることを目的としています。

 「日本遺産」は、2020(平成32)年に東京で開催予定のオリンピック・パラリンピックに向けて増加が見込まれる訪日外国人旅行者が日本全国を周遊し、地域の活性化に結び付くようにするため設立されたものです。日本遺産が観光客の受け皿となることが期待されています。

 2020年までに、ブランド力を保つために100件程度に限定して認定される予定で、現在37件が認定されています。

日本遺産のストーリーは、

(1)歴史的経緯や地域の風土に根ざし、伝承や風習を踏まえたものであること
(2)ストーリーの中核に、地域の魅力として発信する明確なテーマを設定し、建造物や遺跡・名勝地、祭りなどの地域に根差して継承・保存されている文化財にまつわるものを据えること
(3)単に地域の歴史や文化財の価値を開設するだけのものになっていないこと
(4)ストーリーを構成する文化財群に必ず一つは国指定・選定のものを含めること

以上の点を踏まえることが要件になっています。

 日本遺産の認定は、ストーリーの内容が地域の際立った歴史的特徴・特色を示すとともに、我が国の魅力を十分に伝えるものになっていることとして

・斬新さ(あまり知られていなかった点や隠れた魅力を打ち出していること)
・希少性(他の地域ではあまり見られない希有な点があること)
・地域性(地域特有の文化が現れていること)
・興味深さ
・訴求力

などの観点から総合的に判断し、日本遺産を活かした地域づくりの将来像と方策、ストーリーの国内外への戦略的・効果的な発信などの日本遺産を通じた地域活性化の推進が可能な体制の整備状況なども基準にして審査の上で認定されます。

大山の夜明け

 

大山山麓地域のシリアル型ストーリー 地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市

日本遺産大山

日本遺産として認定されるストーリーには「地域型」と「シリアル型」の2つの種類があります。地域型は単一の市町村内でストーリーが完結するもので、シリアル型は複数の市町村にまたがってストーリーが展開するものです。

 大山山麓地域の日本遺産ストーリーは、当地域のシンボル的な存在である大山、大山から生まれる命を育む美味しい水、大山そしてその中腹に営まれた大山寺を核に発展した大山信仰、地域に伝わる食文化や民俗などを、信仰から生まれ江戸時代後期に日本三大、明治期に日本最大へと発展した「大山牛馬市」をストーリーの軸にして、大山寺・大山牛馬市へと人々や牛馬が往来した大山道でつながる大山町・伯耆町(ほうきちょう)・江府町(こうふちょう)・米子市(よなごし)の4市町の範囲にストーリーが展開するシリアル型です。

大山道

 このストーリーは、地域に受け継がれてきた「大山さんのおかげ」という言葉で表される大山をはじめとする天恵への感謝に満ちた地域であることを根底に据えています。

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